うっ、日付が変わってしまった。 (Reviced 7/18 21:50)

いじめというのは社会的現象としては、集団の中で異質な者を抽出し排斥することによって、集団の秩序を維持するということでもあったり。そこで「異質」というのは、勉強がとくにできる/できない、動きが、身体的ハンデがあるなど、普通とちょっと違うところがあるということです。それは何か弱さでもあって、そのどこに目をつけられるかは、実際の事情によって違ってきます。
いじめられる側が持つその弱さというのは、実はいじめる側の弱さでもあると指摘してる精神分析医もいます。育った過程での母親の愛情の欠落とか、甘えられなかったこととか。だから学校の先生に甘えられる生徒に、嫉妬を抱いていじめる生徒も出てくるのかも。いじめていれば自分の弱さを意識しないで済むし。
それといじめは1対多数になっていても、いじめの中心はあくまで一人なので、基本は多者関係ではなく二者関係とのこと。
また、いじめは誰かを犠牲者にする代償として秩序をつくる働きもするので、教師の中にはそれを利用して、教室内のいじめを放置したり、無意識に/それとなく意識的に いじめを推奨してしまうといったこともあるようです。
ふつうはいじめられる者がカウンセリングを受けることになるのだけど、ほんとうはいじめの中心人物(と家族)こそが問題を抱えていて、同様かそれ以上にカウンセリングが必要になるという指摘もされています。

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