北海道方言
2004年9月3日ネタがないので、CUCKOO ROBINさんのところからいただき。
北海道方言
北海道の方言は大きく分けて、海岸系と内陸系の二つに分類できると言われています。海岸系はいわゆる浜言葉っていうやつで(浜といっても横浜じゃないっすよ)、おもに津軽を中心とした東北沿岸ルーツの言葉です。もうひとつの内陸系は、たぶん北陸や内陸東北やその他の地域からやって来た人たちの言葉です。それらは混じっているので、明瞭な境界線があるわけではなく、また地域によっても方言の使われ方や頻度が違ってきます。例えば、小樽には加賀衆と津軽衆の二大系統があるらしく、海岸系の言葉は津軽系(と越後の漁民系)の人たちが使い、それ以外は内陸系になると思います。例えば岩手出身の石川啄木が小樽を訪れて、「悲しきは小樽の町よ 歌うことなき人々の声の荒さよ」と詠ったのも、その海岸系(津軽弁)のことなのだろうと思ってます。
ちなみに、うちの家系は北陸加賀出身なので、いちおう内陸系になるのですが、両親もあまり北海道弁は喋らないです。私もあまり北海道弁は喋りません。って、うそ。じっさいはガキのころ、「……だべさ」とか使いまくりだったんだけどさ。でも、モロ北海道弁(とくに海岸系方言)を喋る人には、どうしてもなんとなく距離の遠さや違和感を感じてしまうんだべさ。 あ、「……だべさ」というのも津軽弁だけどね。
で、オマエは津軽をバカにして差別してるんか? と言われそうだけど、そのとおりです・・・いや違うって、そうじゃなく、何か遠さを感じるってことです。
と言いつつ、青森出身のタレント田中義剛が北海道人のふりするのは気に入らん、と思ってたりして・・・・ああ、何と器の小さいことを言ってるんだか。
そういえば会社員時代、出張で青森に行って仕事先のおっさんと話をしたとき、向こうの言ってることの半分は分からなかったことがあります。もう外国に近い。
青森(三沢)から飛行機で帰るときの空港のロビーに、北海道観光に行くらしい女の子が4人いて、でも彼女たちは、ロビーでも、また千歳から札幌市内に向かうのバスのなかでも、ほとんど話をしていなかった。ふつう4人いたら、ひとりくらいはよく喋る子がいるものだけど。そしてバスが札幌市内の大通り公園を通ったとき、イルミネーションがきれいだったので、それに気づいたひとりの子が隣の友だちに教えるのに、言葉ではなく、腕をちょっとつついて公園のほうを指さしていた。それを見て、もしかして言葉に訛りがあるから恥かしがっているのだろうかと思い、もしそうなら可哀想な気がしました。
人間、ほんとうは何を喋るかなのだけど、どう喋るかも意識する生き物ですしね。
ところで、北海盆歌は歌詞に海や浜のモチーフが多く登場します。何より「津軽海峡を渡って…」という箇所もあったし、なので、あの歌のルーツは海岸系・津軽という気がします。
人間、喋らないで、一緒に踊ったりすればいいんだね。
あ、北海道方言の話のはずなのに、何だか青森・津軽の話になってきてる。
ちなみに、アイヌの人たちは独自の言語を持っていたので、日本語の方言の枠内には入らないけど、萱野さんというアイヌの人(前参議院議員)が喋る日本語には独特のイントネーションがあります。あるときテレビをつけたときに喋ってた人が、その萱野さんとそっくりの喋り方をしてたので、きっとこの人はアイヌなのだろうと思っていたら、じつは沖縄の人だったということがあった。どちらも縄文系なので、言葉の音感でもつながりがあるのかも。
(あ、でも、津軽も縄文系の土地か・・・)
北海道方言
北海道の方言は大きく分けて、海岸系と内陸系の二つに分類できると言われています。海岸系はいわゆる浜言葉っていうやつで(浜といっても横浜じゃないっすよ)、おもに津軽を中心とした東北沿岸ルーツの言葉です。もうひとつの内陸系は、たぶん北陸や内陸東北やその他の地域からやって来た人たちの言葉です。それらは混じっているので、明瞭な境界線があるわけではなく、また地域によっても方言の使われ方や頻度が違ってきます。例えば、小樽には加賀衆と津軽衆の二大系統があるらしく、海岸系の言葉は津軽系(と越後の漁民系)の人たちが使い、それ以外は内陸系になると思います。例えば岩手出身の石川啄木が小樽を訪れて、「悲しきは小樽の町よ 歌うことなき人々の声の荒さよ」と詠ったのも、その海岸系(津軽弁)のことなのだろうと思ってます。
ちなみに、うちの家系は北陸加賀出身なので、いちおう内陸系になるのですが、両親もあまり北海道弁は喋らないです。私もあまり北海道弁は喋りません。って、うそ。じっさいはガキのころ、「……だべさ」とか使いまくりだったんだけどさ。でも、モロ北海道弁(とくに海岸系方言)を喋る人には、どうしてもなんとなく距離の遠さや違和感を感じてしまうんだべさ。 あ、「……だべさ」というのも津軽弁だけどね。
で、オマエは津軽をバカにして差別してるんか? と言われそうだけど、そのとおりです・・・いや違うって、そうじゃなく、何か遠さを感じるってことです。
と言いつつ、青森出身のタレント田中義剛が北海道人のふりするのは気に入らん、と思ってたりして・・・・ああ、何と器の小さいことを言ってるんだか。
そういえば会社員時代、出張で青森に行って仕事先のおっさんと話をしたとき、向こうの言ってることの半分は分からなかったことがあります。もう外国に近い。
青森(三沢)から飛行機で帰るときの空港のロビーに、北海道観光に行くらしい女の子が4人いて、でも彼女たちは、ロビーでも、また千歳から札幌市内に向かうのバスのなかでも、ほとんど話をしていなかった。ふつう4人いたら、ひとりくらいはよく喋る子がいるものだけど。そしてバスが札幌市内の大通り公園を通ったとき、イルミネーションがきれいだったので、それに気づいたひとりの子が隣の友だちに教えるのに、言葉ではなく、腕をちょっとつついて公園のほうを指さしていた。それを見て、もしかして言葉に訛りがあるから恥かしがっているのだろうかと思い、もしそうなら可哀想な気がしました。
人間、ほんとうは何を喋るかなのだけど、どう喋るかも意識する生き物ですしね。
ところで、北海盆歌は歌詞に海や浜のモチーフが多く登場します。何より「津軽海峡を渡って…」という箇所もあったし、なので、あの歌のルーツは海岸系・津軽という気がします。
人間、喋らないで、一緒に踊ったりすればいいんだね。
あ、北海道方言の話のはずなのに、何だか青森・津軽の話になってきてる。
ちなみに、アイヌの人たちは独自の言語を持っていたので、日本語の方言の枠内には入らないけど、萱野さんというアイヌの人(前参議院議員)が喋る日本語には独特のイントネーションがあります。あるときテレビをつけたときに喋ってた人が、その萱野さんとそっくりの喋り方をしてたので、きっとこの人はアイヌなのだろうと思っていたら、じつは沖縄の人だったということがあった。どちらも縄文系なので、言葉の音感でもつながりがあるのかも。
(あ、でも、津軽も縄文系の土地か・・・)
コメント