『腰痛は”怒り”である』 ―(その1)
2005年6月23日 読書
ISBN:4393713443 単行本 長谷川 淳史 春秋社 2002/03/09 ¥1,365
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(マウスの誤操作だったのか、書いたのが消えた。ガックリ。上のは引用なのでもう一回再アップできるけど、コメント文章はしんどい。きょうはやめ。また明日にでも)
□ (amazan書評)
… TMSとは「Tension Myositis Syndrome」(緊張性筋 炎症候群)の略称で、ニューヨーク大学医学部のジョン・サーノ教授が発見した、肩こり・腰痛などの筋骨格系疾患を、心理的緊張を解くことによって治療しようという方法だ。
痛みと心の状態の間には、実は密接な関係がある。人間の体にはストレスや不快な感情を抑制しようとする「防衛機制」という働きがある。心の安定を保ち、精神的破局を避けるための意識的・無意識的な働き、心の安全装置だ。この防衛機制が、意識を他に 向けさせるため、痛みを作り出すのである。不安、心配、恐怖、悲しみ、抑うつ、後悔、自責の念、罪悪感、なかでも「怒り」は無意識のうちに抑圧されてしまうことが多い。なぜなら怒りは社会的に敵視された感情だからだ。怒るからには原因がある。けれど、怒りを見せて、良いことがあるだろうか。怒ってばかりいる人の社会的評価はたい てい低い。
さて、腰痛が起きたらどうするか?痛みはこの際、無視。心の中の怒りを探し出すことだ。最近のできごとを振り返り、職場か家庭でストレスになったことはないか、緊張したことはないか、腹を立てたことはないかをじっくり考えてみよう。怒りを自覚さえできれば、痛みの出番はもうない。
□ (村上正人 日本大学板橋病院心療内科 「心身医学」2000年8月 書評)
… サーノ理論のユニークな点は、筋肉骨格系の疾患を有する患者の9割が気管支喘息、消化性潰瘍、蕁麻疹、めまい、耳鳴りなどの症状を有している事実に注目し、これらが共通してある種の心理的緊張より生じる症候群であることに気づいていることである。著者(長谷川淳史氏)はここで日本心身医学会の心身症の定義を紹介しているが、サーノ博士はTMSやその合併症を心身症という概念で一元的にとらえることで、筋肉骨格系疾患患者の本質的な問題に迫ろうとしたのである。
サーノ博士は腰痛の原因となる不快な感情に焦点を当て「怒りの抑圧」が最も重要であると述ペている。
怒りの感情がほかの不安、悲哀、抑うつ、自責の念、罪悪感などの感情と決定的に異なっているのは、怒りが社会的に最も敵視され、人格が疑われる感情であるということである。怒りは無意識に抑圧され、その不快な感情をそらすための防衛機制として腰痛が出現するというのである。
TMS治療プログラムの要点は、怒りという陰性感情に気づき、身体的な痛みにこだわらず心の内面に目を向け、怒りとその理由に注意を振り向けるという認識の作業を行うことであり、緊張の緩和にリラクセーション技法を積極的に取り入れ、こじれた人間関係を修復し「いまここ」に生きる発見をすることであるという。
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(マウスの誤操作だったのか、書いたのが消えた。ガックリ。上のは引用なのでもう一回再アップできるけど、コメント文章はしんどい。きょうはやめ。また明日にでも)
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