(Revised 11:00)
うちの母親は腰痛があまりひどいので、去年の暮、形成外科を受診して、そして手術を受けることになった。脊椎をピン止めで固定する手術だ。
で、その術後、どうなったかというと、以前ほどではないが相変わらず痛みはあり、さほど良くはなってないようだ。というか、最近は以前と同じくらいの痛みがあるようだ。薬では、痛みは取れないらしい。
母親はこの本とか、あと夏樹静子の『椅子がこわい ― 私の腰痛放浪記』(1)といった本も読んでいた。でも、ストレスは心療内科や精神科の範囲だし、それよりも「あなたの脊椎はこれこれの問題があって、それでこうすると直ります」という検査診断と外科手術のほうが分かりやすかったのだろう。
 (1) この作家の3年くらい続いた腰痛が、けっきょく心療内科を受診して、ストレス由来であることが分かった、という話。

今年の4月、『腰痛は”怒り”である』の著者である長谷川淳史氏(TMSジャパン代表)が札幌で講演会を開くという新聞記事が出ていて、それでわたしが代わりに講演会に行ってきた。
要は、世界の腰痛治療はここまで進んでいて、それにくらべて日本の腰痛医療はやらなくてもいい治療や検査などを行っている、というもの。
従来、腰痛の原因として、背骨の老化、椎間板の異常、背骨や骨盤の異常、不良姿勢、腰部損傷などが考えられていたが、そうではなく、心理・社会的な要素が大きく、仕事に対するストレスや心理社会的因子(不安、抑うつ、欲求不満、夫婦や姑嫁関係)が危険因子となっている、ということらしい。
じっさい母親は、人間関係でいろいろとストレスが鬱積していた。(わたしにも原因があるのだろうけど。) がんらい生真面目だし、ストレス解消法があまり得意じゃない。

あ、もう寝ないと。
ということで、また明日。(続く)

コメント

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索