アメリはトリックスターだった
2005年10月10日 映画
『アメリ』フランス映画
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
脚本:ジャン=ピエール・ジュネ、ギョーム・ローラン
出演:オドレイ・トトゥ, マチュー・カソヴィッツその他
撮影:ブリュノ・デルボネル
音楽:ヤン・ティルセン
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アメリはお茶目さんで不思議ちゃん。(でも自称不思議ちゃんではない。) で、どうしてそうなったのか? そこでちょっと騒がしいナレーション(ト書き)と三拍子のシャンソンで、少女時代の回想が始まる。画像エフェクトされたセピア調の風景が、「これは現実離れた設定です」という雰囲気をかもしだす。
アメリは少女時代、父親の見立て(というか勘違い)で病弱ということにされ、学校には通わず、教師をしてた母親から勉強を習っていた。だから友だちがいない。空想が大好きで、ひとり遊びをしていた。
それからモンマルトルのカフェで働く、22歳になったアメリ。曲は四拍子も入り、ト書きはちょっと少なめ。アメリ本人や人形や写真なども、説明のナレーションに加わる。好きなことは、えーと、キーワードはクレーム・ブリュレと水切りと豆袋、そして映画館で後ろの観客の顔を眺めることなど。こうしてアメリがいったい何者なのかということが、まるでネットのHPやブログのプロフィール感覚で伝えられる。要するに、これはおとぎ話なのだ。
アメリはふとしたことがきっかけで、他人の人生を幸せにしようと思い立つ。お茶目の発動だ。あるいはトリックスターのほうがいいかも。じっさいひとを幸せにしょうと試みるだけでなく、いやな男には悪戯(いたずら)も仕掛けるくらいだから。
そして興味を惹かれた青年が登場する。単に惚れたとかいうのでなく、彼が証明写真のボックスのところで、あやしげな挙動をしていたからだ。なんだろう?と、アメリの好奇心は高まる。そしてお互いに惹かれ始めるが、でも内気なアメリは……。
<アメリ 公式サイト>
http://www.albatros-film.com/movie/amelie/
この監督が『デリカテッセン』(共同監督)も撮ってたというのは知らなかった。あとでそうと分かって、確かに匂いや感じが似てると思った。それに『デリカテッセン』の登場人物のひとり(『デリカテッセン』のポスターの顔)が、この映画でもカフェの常連客(マイク録音オタク)として出てる。たぶん。
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
脚本:ジャン=ピエール・ジュネ、ギョーム・ローラン
出演:オドレイ・トトゥ, マチュー・カソヴィッツその他
撮影:ブリュノ・デルボネル
音楽:ヤン・ティルセン
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アメリはお茶目さんで不思議ちゃん。(でも自称不思議ちゃんではない。) で、どうしてそうなったのか? そこでちょっと騒がしいナレーション(ト書き)と三拍子のシャンソンで、少女時代の回想が始まる。画像エフェクトされたセピア調の風景が、「これは現実離れた設定です」という雰囲気をかもしだす。
アメリは少女時代、父親の見立て(というか勘違い)で病弱ということにされ、学校には通わず、教師をしてた母親から勉強を習っていた。だから友だちがいない。空想が大好きで、ひとり遊びをしていた。
それからモンマルトルのカフェで働く、22歳になったアメリ。曲は四拍子も入り、ト書きはちょっと少なめ。アメリ本人や人形や写真なども、説明のナレーションに加わる。好きなことは、えーと、キーワードはクレーム・ブリュレと水切りと豆袋、そして映画館で後ろの観客の顔を眺めることなど。こうしてアメリがいったい何者なのかということが、まるでネットのHPやブログのプロフィール感覚で伝えられる。要するに、これはおとぎ話なのだ。
アメリはふとしたことがきっかけで、他人の人生を幸せにしようと思い立つ。お茶目の発動だ。あるいはトリックスターのほうがいいかも。じっさいひとを幸せにしょうと試みるだけでなく、いやな男には悪戯(いたずら)も仕掛けるくらいだから。
そして興味を惹かれた青年が登場する。単に惚れたとかいうのでなく、彼が証明写真のボックスのところで、あやしげな挙動をしていたからだ。なんだろう?と、アメリの好奇心は高まる。そしてお互いに惹かれ始めるが、でも内気なアメリは……。
<アメリ 公式サイト>
http://www.albatros-film.com/movie/amelie/
この監督が『デリカテッセン』(共同監督)も撮ってたというのは知らなかった。あとでそうと分かって、確かに匂いや感じが似てると思った。それに『デリカテッセン』の登場人物のひとり(『デリカテッセン』のポスターの顔)が、この映画でもカフェの常連客(マイク録音オタク)として出てる。たぶん。
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