ISBN:4488013163 単行本 David Almond 東京創元社 2001/10 ¥1,995
<出版社からの内容紹介>
寂れた炭鉱町に越してきた僕は、風変わりな少年に誘われ、死という名のゲームに加わる。陽射しのもとへ戻るまでに、どれくらい闇の中にとどまらなくてはいけないのだろう? 英国児童文学の新星が贈る、心優しい魔法。


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ストーリー展開や文章(翻訳だけど)やキャラクターの設定が巧いと思った。
ふつう小説に赤線を引かないのだけど、この本は面白そうなところにマーカーで線を引いた。

作者はデイヴィッド・アーモンド。 グリコ・アーモンド・チョコではありません。
この人はWebサイトも持っていて、そこにTips from David Almond(小説を書くヒント)というのがあった。なるほどね。
http://www.davidalmond.com/writing/
以下はその抄訳です。(ジャーナルや公共的なものだったら全文の翻訳でもかまわない(?)と思うけど、個人のサイトなので抄訳にしました。)
私はノートにたくさん殴り書きをするよ。言葉やアイデアやイメージやキャラクターをいじり回し、そしてあらゆる可能性を試みてます。

私はストーリーをセンテンス(文)ごとに、あるいはチャプター(章)ごとに組み立てるようにしてます。

長編を書くときは、パーツ/チャプター(章)のつながりの中で書くこと。そうすると、ストーリーの中のひとつの部分に一度に集中することができます。ストーリー全体を頭の中に保持している必要はないのです。それぞれのパート/チャプターが終わったら、新しいページに進む。パート/チャプターは、もしかしてとても短いかもしれない。このようにして書くと、実際に面白いシーンや出来事に満ちた長いストーリーを書くことができます。
それとまず最初に、ストーリーにはタイトルをつけたほうがいいです。

ページ綴じを、クリップかホッチキスで留めて、保管してください。プリントしたページ綴じを、ペンで詳しく調べてください。うまくいってないと思える箇所を、削除してください。そこを新しくて優れているものに置き換えてください。

特に好きな文体/作家をコピーしてみてください。憧れる作家から、ストーリー展開/アイデア/イメージ/文章が自ずと取り込めます。

リラックスして、イマジネーションの働くままにしてください。
数行の文章を書いて、それでギブアップしないようにしよう。前進し続けることによって、自分のストーリーに夢中になっていくのです。

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